日本の建築を見直そう 8
一段落ちた次の間八畳は、二重の隅釣棚を持った二間の付書院があり、天井の平縁が小壁を境に逆方向になって付書院と平行します。
また、次の間の周囲の障子は、低い腰板に中桟一本が入っています。
そして、障子の上は鴨居になり長押はありません。
聴秋閣は、書院造の要素を変形させることで成り立っているようです。
たとえば、付書院を持っていながら、それを室内側に食い込ませます。
そして、本来ならば壁でとまるはずの一間ちょっとの地板の端の部分には、擬宝珠の付いた短い柱と手摺を用意しています。
ただし、角長押のような書院造の要素は、一部に残存しています。
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