日本の建築を見直そう 6
いま、17世紀の段階で営まれ、現存する別荘または休息所のいくつかの二間つづきの座敷を意匠の面から取り上げて見ます。
それは、ほぼ桂離宮の書院群と同時代であり、公式の対面の可能性の少ない建物です。
こうした変形を理解するために、書院造の特徴のあらましをあげてみます。
床柱と柱は、「柾目の角柱で面取」をします。
また、柱の上には、「角の長押」を使います。
床の間には、「蹴込のある板床」。
縁に張り出した「付書院」。
二段の違棚あるいは対称の「千鳥棚あるいは清楼棚」。
張付で房戸のある張台構。
天井までの「金碧障壁画」とそのための張付壁。
「筏欄間もしくは彫刻欄間」。
「格天井と猿頬あるいは棹縁天井」。
柱と角長押の交差部にある釘隠は、「六葉型あるいは熨斗型」。
襖の引手は、「縦長の楕円形」などが特徴とされています。
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